無料のプラグインでM/S処理をはじめよう!(MS EQ COMP)

こんにちは!!トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

暑い日が続きますが、みなさんどうでしょうか!?

というわけで今回は、株式会社インターネットが先日無料配布を開始したエフェクトプラグイン「MS EQ COMP」の紹介&実際に使ってみたいと思います。

それではどうぞ!

MS EQ COMPとは?

2018年6月に突如公開された、インターネット社のプラグインです。

Mid成分(=センター)とSide成分にわけてエフェクト処理ができるのが特徴ですね。

インストール、アクティベーションについてはこちらの記事がわかりやすいです。

Mtk’s Blog: [オーディオ編集] 無料の MS EQ COMP で M/S 処理する方法
https://blog.fujiu.jp/2018/06/how-to-do-ms-processing-with-ms-eq-comp.html

実際に使ってみよう!!

今回は、わかりやすくマスタリング時に使ってみましょう。

音源:ZAQ / Funny Girl

このプラグインの一番簡単な使い方は、マキシマイザーの直前に挿してSideを上げる
です!!

右側がサイド成分なので、右側のフェーダーを上げます!

これだけです!!!

MS EQ COMPなし(バイパス)

MS EQ COMPあり(Sidesを+3.2dB)

いい感じですね!左右に広がりが出たのがわかると思います。

EQを使ってみる

ここからは中級編です。

マスタリングでよくあるパターンが、低域はステレオ感控えめ、高域はステレオ感強め、です。

これをEQで再現してみます。

ちなみに最終的なセッティングはこんな感じ。

まず、低域のセンター成分を持ち上げて、逆にサイド成分は下げます(=低域はステレオ感控えめ)。

そして、高域のサイド成分を持ち上げます(=高域はステレオ感強め)。

あとは中域をお好みで調整するといい感じになると思います。

再掲:MS EQ COMPあり(Sidesを+3.2dB)

MS EQ COMPあり(Sidesを+3.2dB、かつEQで調整)

パラメータは一例なので、楽曲にあわせて調整してください!

まとめ

というわけで、MS EQ COMPの使い方でした。

無料で簡単にM/S処理できるプラグインは貴重ですよね。みなさんも是非ダウンロードして使ってみてください!

それではまた~

ダウンロード先(ページ中段)
https://www.ssw.co.jp/products/ability2/index.html#mec

Slate Digitalプラグインで簡易マスタリング(VBC、FG-Stress、FG-X)

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回は、Slate Digital製品を利用した簡易マスタリングについて解説してみたいと思います。

それではどうぞ!

使ったプラグイン

・VBC(バスコンプ)
・FG-Stress(コンプ)
・FG-X(マキシマイザー)

すべて単品で購入すると結構な金額になってしまうので、他の製品もすべて使えるサブスクリプション(月15ドルの年間プラン)がオススメです!

2mix


ミックスした音源を1本のwavとして書き出し、新たに立ち上げたDAWのプロジェクトに読み込みます。

2mix

今回のデモ:Flux – each other feat. intend.
https://soundcloud.com/kiqartcdetee/each-other-feat-intend-prod-by-piano-flava

1段目:VBC


個人的に秘密兵器的プラグイン。通すだけで音が良くなります。

パラメータはデフォルトのままで、サチュ的に使います。

VBCを通した状態

今回は3つ全部通しましたが、2つあるいは1つでも十分効果がありますよ~

2段目:VMR

普段はEQとコンプ両方用いるのですが、今回の2mixが周波数バランス的にそこまでおかしくなかったので、コンプレッサーだけ使用してみます。

アタックとリリースの調整でノリを演出します。

Input : 4.0
Attack : 8.0
Release : 1.3
Output : 6.1

Ratio : 3:1

FG-Stressを通した状態

最終段:FG-X

マキシマイザー系プラグインですね。上段がコンプ、中段がリミッター、下段がメーターとなっています(今回はリミッター部だけ使います)。

とても大切なエフェクトプラグインなので、各パラメータについて丁寧に解説してみます!

Lo PunchおよびDetailについて

これはそれぞれ低域と中高域のアタック感を強調するパラメータです。

例えば、上のデモに適用すると…

Lo Punch、Detail : ともに4.0

Lo Punch、Detail : ともに8.0

8.0だと明らかに不自然ですが、曲調によってはこれぐらいが合う場合もあると思います。

Gainについて

どれだけ音を圧縮して持ち上げるか、ですね。Constant Gain Monitoringをオンにしてノブを回していくと、音がひずみ始めるポイントがわかりやすいと思います。

Dynamic Perceptionについて

音の強弱の知覚に関するパラメータで、値が大きくなればなるほど、小さい音と大きい音の差がハッキリしたサウンドになります。

Gain:5.0 / Dynamic Perception : 0

Gain:5.0 / Dynamic Perception : 4.0

Gain:5.0 / Dynamic Perception : 8.0

ITPについて

音のパンチ感に関するパラメータ。GUIにも表示されていますが、上に上げるとハードな、下に下げるとスムースなサウンドになります。

ITP : 0

ITP : + 1

ITP : -1

最終的なパラメータは以下のようになりました。

Lo Punch : 2.5
Detail : 3.0
Gain : 5.2
Dynamic Perception : 6.6
ITP : -0.1

Dither : Off

最後に右端の設定からCeilingを-0.4dBにして完成です!

最終マスター

まとめ

今回は簡易マスタリングということで3つのエフェクトプラグインのみを使用しましたが、もしもう一個使えるなら、EQで500Hzあたりをカットしたりしてみたいですね。

同じSlate Digital製品ならVTM(テープシミュ)も評価高いですよ~

なおFG-Xはディザーのオンオフで音が変わるので注意が必要です!

というわけでここまで!PIANO FLAVAでした!