ドラムの打ち込みが難しかったらドラムループをそのまま使ってもいいと思う

eyecatch

こんにちは。Hip HopトラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回は、ヒップホップのトラック制作において、ドラムループをそのまま使うことについて書いてみたいと思います。

それではどうぞ!

歴史的経緯:ヒップホップのトラック=レコードの間奏部分

ヒップホップという音楽、カルチャーにおいて「サンプリング」という手法が重要なのはみなさんご存じですよね。

歴史的にみると、ヒップホップのビートというのは、ソウルやファンクのレコードからドラムだけになる間奏部分(=ブレイクビーツ)を探して、それを2枚のターンテーブルで交互に再生してつなげていくものでした。

今でこそヒップホップのビートを作るときに、ドラムはパッドで叩く人も多いと思うのですが、もともとはドラムループをそのまま使っていたわけですね。

トラップとBoom Bap

というわけで、ヒップホップのビートメイクにおいて、ドラムループをそのまま使う手法はめちゃめちゃ相性がいいです。

例えばBPM=85のこんなウワネタがあったとします。

ウワネタ

これに対し、ブーンバップのドラムループを当てはめてみると…

ウワネタ+ドラムループ(Boom Bap)

ちょっとウワネタのピッチが高い気もしますが、なかなかいい感じだと思います。

逆に、先ほどのウワネタにトラップのドラムループを当てはめると…

ウワネタ+ドラムループ(Trap)

これもいい感じですね!

というわけで、ひとつのウワネタから、何パターンか相性のいいドラムループが見つかると思います。

そしてワンループができたら、ドラムの抜き差しやフィルター(ハイパス、ローパス)で展開を作っていくわけですね。

アイデア出しに使う

上記のようにループをそのまま使ってもいいですし、自分でドラムを打ち込む場合でも、サンプルブラウザでループを次々に再生して、ウワネタに合うドラムループを見つけたら、似たような音色のドラムで自分で打ち込んでも面白いと思います。

つまりループを、アイデア出しと割り切って使う方法ですね。

まとめ

というわけで、ドラムループをそのまま使う手法について書いてみました。

もちろん今回のようにそのまま使うだけでなく、ドラムループをチョップして、キック、スネア、ハットに分解してサンプラーで自分で叩くのもいいと思いますよ!

それではまた!PIANO FLAVAでした。

【2019年版】DTMのおすすめサンプルパックメーカー【TOP10】

こんにちは。Hip HopトラックメイカーのPIANO FLAVAです。

みなさんはサンプルパックよく使っていますか?

私は最近市販のサンプルを使う頻度が増えてきて、特にLo-fi系のビートを作るときはドラムループをそのまま使うこともあるぐらいです。

ただ、サンプルパックはメーカーによってクオリティが高かったり微妙だったりするので、オススメ順に10個紹介してみます。

今回はヒップホップに限定せずオールジャンルでいきますよ。それではどうぞ!

1. Splice

もはや説明不要の定額制サンプルパックダウンロードサービス。 SerumなどのソフトシンセやStudio Oneもレンタルできます。

生楽器のサンプルというよりは、ビートメイカー向けの素材が多いですね(ヒップホップ、テクノなど)。

また、Spliceが出しているサンプルパックだけでなく、今回ランキングで紹介するメーカーも多数参加しています。

https://splice.com/sounds

2. Loopmasters

こちらも超巨大なサンプルパック販売サイト。Loopmasters系列のレーベル以外にも、いろんなメーカーのサンプルパックが買えます。

ちょうどこの記事を書いている最中(6/26)に大規模なセールが始まりました。

Spliceと提携していましたが、今年の春に契約が切れてSpliceではダウンロードできなくなったのは残念ですね。

https://www.loopmasters.com/

HIp Hop Sample Music from Loopmasters.com

3. Sample Magic

圧倒的に4つ打ち系(テクノ、ハウス)に強い印象ですが、意外とチルアウトっぽいサンプルパックだったり、エレクトロニカにも強いです。

個人的には、各ジャンルごとのドラムワンショット&MIDIループが収録された「 MIDI Elements 」シリーズが好きですね。

https://www.samplemagic.com/

4. Samplephonics

上記3つのデベロッパーが正統派としたら、こちらはちょっと変わったサウンドに強いです。

例えば同じチルアウトでもSampleMagicとは毛色が違うように思います。メインストリームとアンダーグラウンドの違いというか。

SpliceのライバルサイトNoiizの運営元。

https://www.samplephonics.com/

https://app.noiiz.com/

5. Toolroom

テクノとハウスにものすごく強いメーカ-。 テックハウスのレーベルとしてもBeatportで有名ですよね。

https://www.toolroomrecords.com/sample-packs/

6. Origin Sound

少し前にヒップホップの有名トラックメイカーがサンプルパックのまんま使いでTwitterで話題になりましたが、そのメーカーですね。

全体的に今風で、即戦力なサウンドだと思います。

https://originsound.co.uk/

7. Capsun ProAudio

このメーカーもレベル高いです。モダンなヒップホップに強い印象。

https://www.capsunproaudio.com/

8. Dropgun Samples

Spinnin’ Recordsからも多数リリース実績のあるEDMデュオのDropgunが、なぜかサンプルパックメーカーを立ち上げました。

クオリティは折り紙付き。

https://dropgunsamples.com/

9. Laniakea Sounds

少し前からSpliceのメーカー別ランキング上位に入っていて、私もよく使っています。

ウワネタの質感がいいですね。少し中身が似たようなサンプルパックが多い気もしますが…

https://splice.com/sounds/laniakea-sounds

10. Production Master

ややクオリティにばらつきのある感じもしますが、なかなかいい感じのメーカー。

個人的にはLo-fi Hip Hop系のサンプルパックをよく使っています。

https://www.loopmasters.com/labels/106-Production-Master

まとめ

というわけで、オールジャンルでオススメのサンプルパックメーカーを10個紹介しましたがいかがだったでしょうか?

ここには紹介しきれなかったデベロッパーも多いのですが、このTOP10でも錚錚たるメーカーがそろったように思います。

ちなみに、日本のサイトだとSonicwireが有名ですが、サンプルパックの再ダウンロードができなかったりするのであまりオススメできず…

それではまた!PIANO FLAVAでした。

Cubase10の便利機能とオススメの付属プラグインについて書いてみた!

cubase logo

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回は、私も愛用しているCubase 10 Proの便利な機能と、私が制作で実際に使っているオススメエフェクトプラグインを紹介してみたいと思います。

それではどうぞ!

便利機能その1:トラックディレイ

トラック全体を前後にずらしてくれる機能。

例えば、以下のような「ドラム」「エレピ」のループがあるとします。

悪くはないですが、なんとなくエレピが走っている(=演奏のタイミングが早い)ので、トラックディレイ機能を使って後ろにズラしてみます。

いい感じになりましたね!今回は30ミリ秒の長さにしてみました。

逆に発音タイミングを前にずらす場合はマイナスの値を設定します。

便利機能その2:インプレイスレンダリング

任意のMIDIイベントを一瞬でオーディオトラックに変換してくれる機能。

例えば、こんなシンセのコード進行があったとします。

これをオーディオに変換します。

メニューの「編集」から「インプレイスレンダリング」「(現在の設定で)レンダリング」を選択すると、すぐにオーディオとして書き出すことができます。

「レンダリング設定」を選べば、インサートエフェクトやセンドを含む・含まないも毎回設定できるので便利ですね!

便利機能その3:ストリップサイレンス

無音や小さなノイズ部分を自動でカットしてくれる機能。ボーカルのミキシングの下処理などで便利ですね。

この状態で、「Audio」メニューから「高度な処理」「無音部分の検出」を行うと…

このように、自動で無音部分をカットしてくれます。

ボーカルファイルが複数トラックあるときに威力を発揮してくれそうですね!!

便利機能その4:オーディオからグルーブを抽出(オーディオをMIDIに変換)

例えば、次のようなハイハットのループの場合

イベントをダブルクリックし、左のメニューから「ヒットポイント」「MIDIノートを作成」を選ぶと…

このように、ハイハットの鳴るタイミングをMIDI化することができます(ベロシティも大小ついていますよね!)

あとはこれを任意のドラム音源で読み込んで、例えばMIDIノートの高さをF#にすれば、好きなドラム音色でハイハットを鳴らすことができますよ!

便利機能その5:タイムストレッチ(ピッチシフト)のアルゴリズムの切り替え

ダンスミュージックのトラックメイクでは使用頻度の高いタイムストレッチ(ピッチシフト)ですが、Cubaseではいくつかあるアルゴリズムを切り替えて使うことができます。

例えば、次のような声ネタの場合…

デフォルトのアルゴリズム(élastique Pro – Time)でピッチを半音6つ分上げると

のような音色ですが、アルゴリズムを「élastique Pro Formant – Pitch」に変更すると

のように、フォルマントをなるべく維持したままピッチを上げることができます。

続いて、オススメのエフェクトプラグインの紹介です。

おすすめプラグインその1:Distroyer

名前の通りディストーション系プラグイン。デジタルぽい歪みですが、ドラムとの相性はいいと思います。

Before

After

おすすめプラグインその2:DualFilter

とてもシンプルなフィルターですが気に入っています。

通すだけでわずかに音色変化があるので、基本はバイパスで。

おすすめプラグインその3:Magneto mk2

テープシミュ系のプラグイン。そのまま使うというより、右上のSOLOモードでラジオぽい効果が欲しいときによく使っています。

おすすめプラグインその4:AutoPan

素敵なオートパン。比較的高機能です。

シンセリードに使ったりしています。

おすすめプラグインその5:RoomWorks

見た目は地味ですが、市販のプラグインと比べても遜色のない音色のリバーブ。

センド&リターンで使う場合は、WET ONLYをオンにしましょう~

まとめ

というわけで、Cubase10の便利な機能と、オススメのエフェクトプラグインを5個ずつ紹介しましたがいかがだったでしょうか。

他にもこんな便利な機能があるよ!!など知っている方はTwitterでこっそり教えてください笑

それではまた!PIANO FLAVAでした。

黒いドラム素材が欲しい人は、BurghRecordsの格安サンプルパックがオススメだ!

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

少し前に、BurghRecordsのサンプルパック「DJ Sonny Drums」をTwitterで紹介したところ、大きな反響がありました。

https://twitter.com/piano_flava/status/1120305925292560384?s=20

というわけで、今回はこのBurghRecordsから、おすすめサンプルパックを紹介します。それではどうぞ!

黒いドラムサンプルが貴重な理由

基本的にサンプルパックを作っているメーカーって、売れ線のジャンルのものを多くリリースする傾向にあります。ヒップホップでいうと、少し前ならトラップだし、今ならLo-fi Hip Hopですね。

なので、SpliceやLoopmastersを覗いても、モダンなヒップホップのサンプルパックは売っていても、いわゆるBoom Bapなものはほとんど無かったりします。

そこで!!BurghRecordsです。

BurghRecordsのおすすめサンプルパック5つ

1. DJ Sonny Drums

DJ Sonny Drums

Twitterでも紹介した「DJ Sonny Drums」

キック、スネア、ハット合わせて2000個以上入っています。定価5.99ポンドがセールで1.99ポンド(6/6現在、日本円で約270円)

収録サンプルの数が半端ないので、まずはこれをベースに他のサンプルパックを買われるのがいいと思います。

ちなみにDJ SonnyさんはBurghRecordsを主宰されている方のお名前ですね。

https://www.edinburghrecords.com/product/dj-sonny-drums/

2. MPC 1000 DRUMS

MPC 1000 DRUMS

上の「DJ Sonny Drums」はやや軽めのドラムサウンドですが、「MPC 1000 DRUMS」は重い感じのドラムが入っています。特にキックの質感が抜群。

https://www.edinburghrecords.com/product/mpc-1000-drums/

3. Vinyl Drum Breaks

Vinyl Drum Breaks

有名なブレイク(曲の間奏部分)を集めたサンプルパック。これもすごく好きです。

著作権的に謎なのでこっそり使いましょう~~

https://www.edinburghrecords.com/product/vinyl-drum-breaks/

4. Sci-Fi Sound Effects

Sci-Fi Sound Effects

ドラムのサンプルではなく、SE(=FX音)のみ収録したサンプルパック。

個人的にとても気に入っていて、特にビートメイカーがビートテープを作るときに重宝しそうな質感だなと思いました。

https://www.edinburghrecords.com/product/sci-fi-sound-effects/

5. 90s Hip Hop Drum Samples

90s Hip Hop Drum Samples

キックなどのワンショットだけでなく、ドラムループやウワネタの素材も入っています。

MPC 1000を通したサウンドですが、とても使いやすい音色だと思います。

https://www.edinburghrecords.com/product/90s-hip-hop-drums-samples/

まとめ

というわけで、黒いドラムのサンプルパックとFXのライブラリを紹介しました。

今回は紹介できませんでしたが、BurghRecordsの拠点であるスコットランドの環境音を収録した「Sounds Of Scotland」などもとても素敵です。

また無料のサンプルパックも非常に多いので是非チェックしてみてください!!

PIANO FLAVAでした。

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https://twitter.com/BurghRecords