こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。
皆さんトラックメイク捗ってますか!?
さて、今回はキックをワイドにする方法についてです。
キックやベースはナローにする人とワイドにする人で分かれる印象ですが(マスタリング的には位相の関係で低域を狭く、広域を広くするのが一般的)、個人的にはどんどん広げちゃう派です。
それではどうぞ!
※スマホのブラウザだと音質が劣化する(気がする)ので、できればパソコンで聞いてくださいね!
Before
方法その1:コーラスエフェクトを使う
個人的に一番オススメの方法。
例えばD16 Syntorusを以下の画像のような設定で使うと…

このように、音の密度を保ったまま左右に広げることができます。
今回は Syntorusを使いましたが、もちろんDAW付属のコーラスでもできますよ!(ニュアンスはプラグインで異なるかも)
方法その2:ステレオイメージャーを使う
わかりやすく広げるならこれですね。
例えばフリープラグインのOzone Imagerを使うと…

このように派手にキックを広げることができます。
Stereonizeは値を3、6、12のどれかに設定するのがオススメです。Widthはお好みで!
Before再掲
方法その3:リバーブを使う
リバーブは主に残響を付加するエフェクトですが、左右に広がりを出したいときにも使えます。
例えばValhalla VintageVerbを使うと…

インサートで使ってみましたが、左右に広がりが出ているのがわかると思います。
ただしセンター音に使うリバーブなのでサイド成分は薄め。
方法その4:ショートディレイを使う
どちらかというとリバーブよりもディレイの方が音を左右に広げたいときに有効です。
例えばD16のRepeaterを使うと…

これもインサートで。高域成分が左右に足されているのがわかると思います。
いまはディレイタイム11.0msですが、お好みで調節してください!
まとめ
さてキックをワイドに広げるTips、いかがだったでしょうか?
今回はすべてひとつずつのエフェクトを使いましたが、これらを組み合わせたり、またサチュレーション系のエフェクトも入れるとより効果的ですよ!
それではまた。PIANO FLAVAでした。