キックをワイドに広げるTips

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

皆さんトラックメイク捗ってますか!?

さて、今回はキックをワイドにする方法についてです。

キックやベースはナローにする人とワイドにする人で分かれる印象ですが(マスタリング的には位相の関係で低域を狭く、広域を広くするのが一般的)、個人的にはどんどん広げちゃう派です。

それではどうぞ!

※スマホのブラウザだと音質が劣化する(気がする)ので、できればパソコンで聞いてくださいね!

Before

ドラム全体(Dry)
Kickのみ(Dry)

方法その1:コーラスエフェクトを使う

個人的に一番オススメの方法。

例えばD16 Syntorusを以下の画像のような設定で使うと…

ドラム全体(KickにChorusあり)
Kickのみ(Chorusあり)

このように、音の密度を保ったまま左右に広げることができます。

今回は Syntorusを使いましたが、もちろんDAW付属のコーラスでもできますよ!(ニュアンスはプラグインで異なるかも)

方法その2:ステレオイメージャーを使う

わかりやすく広げるならこれですね。

例えばフリープラグインのOzone Imagerを使うと…

ドラム全体(KickにImagerあり)
Kickのみ(Imagerあり)

このように派手にキックを広げることができます。

Stereonizeは値を3、6、12のどれかに設定するのがオススメです。Widthはお好みで!

Before再掲

ドラム全体(Dry)
Kickのみ(Dry)

方法その3:リバーブを使う

リバーブは主に残響を付加するエフェクトですが、左右に広がりを出したいときにも使えます。

例えばValhalla VintageVerbを使うと…

ドラム全体(KickにReverbあり)
Kickのみ(Reverbあり)

インサートで使ってみましたが、左右に広がりが出ているのがわかると思います。

ただしセンター音に使うリバーブなのでサイド成分は薄め。

方法その4:ショートディレイを使う

どちらかというとリバーブよりもディレイの方が音を左右に広げたいときに有効です。

例えばD16のRepeaterを使うと…

ドラム全体(KickにDelayあり)
キックのみ(Delayあり)

これもインサートで。高域成分が左右に足されているのがわかると思います。

いまはディレイタイム11.0msですが、お好みで調節してください!

まとめ

さてキックをワイドに広げるTips、いかがだったでしょうか?

今回はすべてひとつずつのエフェクトを使いましたが、これらを組み合わせたり、またサチュレーション系のエフェクトも入れるとより効果的ですよ!

それではまた。PIANO FLAVAでした。

Hip Hopトラックメイカーの私が2019年によく使った音源・エフェクトプラグイン

こんにちは!トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

去年に引き続き、実際の制作でよく使ったソフトウェア音源・エフェクトを紹介します。

それではどうぞ!!

去年のまとめ

☆音源☆

Native Instruments – Kontakt系ライブラリ

去年に引き続き使用頻度高め!アコースティックピアノは、画像のMaverickをよく使いました。

また最近導入したBigWerks 808 GODS/808 KINGS(808ベース系のライブラリ)と Book Of Sounds(トラップ用のライブラリ)がすごく良くて、購入した次の日からガンガン使っています。

https://bigwerks.com/product/book-of-sounds-kontakt-library/

UVI – Synth Anthology 2

私のイチオシ音源。

いわゆるType Beat系のトラップって、ウワネタはシンプルにコードを鳴らすだけのものが多く、この音源がめちゃめちゃ使えます。

音色も古すぎず新しすぎずちょうどいい感じ。

https://www.uvi.net/jp/vintage-synth/synth-anthology-ii.html

Spectrasonics – Omnisphere 2

正直これまではあまり使う機会がなかったのですが、バージョン2.5でHardware Libraryが追加されました!

他社の音源よりもアナログシンセの特徴をうまく捉えていて、また純粋に音もいいのでよく使っています。

https://www.minet.jp/brand/spectrasonics/omnisphere2/

Xfer Records – Serum

相変わらずメインになりきれず… 悪いシンセでは決してないです!

各種サンプルライブラリ

私の場合ドラムの打ち込みは、メインとなるドラムループにキックやスネアを補強する形でやっているので、必然的に元のループが大事になってきます。

トラップではSpliceのMyles William & TITUS Collab Pack、クラシックなビートではOrigin SoundやTrue Samplesの印象が良かったです。

https://splice.com/sounds/splice/myles-william-titus-pack

☆エフェクトプラグイン☆

Slate Digitalのサブスク関連

メインで使っているのはVMR、VTM、FG-X辺りですが、Kilohearts製のプラグインも使えるようになり、こちらもよく使っています。

https://slatedigital.com/

Impulse Record – Convology XT

あまり人に教えたくないリバーブ。

他のコンボリューション・リバーブとは一線を画する質感で、センド&リターンではなくインサートで使っています。基本フリーで、良ければプリセットを買い足していく形ですね。

https://impulserecord.com/convology-xt/

iZotope Nectar 3

ボーカルミキシング用のプラグイン。

録音状態の良くないファイル(例えばスマホ録音とか)でアシスタント機能が真価を発揮します。その後、Mixノブで各セクションのDry/Wetを調節して、DAW側で他のエフェクトを使っていく感じです。

同じiZotopeでは、マスタリング用のOzone 8もよく使いました!こちらもアシスタント機能が優秀です。

https://www.izotope.com/en/products/nectar/features.html

MeldaProduction – MSaturator

いわゆるクリッパー系のプラグイン。

マスターに刺して、音をパキッとさせる用途に使っています。こちらもフリー。

https://www.meldaproduction.com/MSaturator

Waves – NLS(Non-Linear Summer)

最近導入しましたが良かったです。軽いし!

コンソール系のサチュプラグインですが、各トラックに差していったときに、他の製品よりも立体的な仕上がりになる気がしています。

https://www.waves.com/plugins/nls-non-linear-summer

ToneBoosters – ReelBus 4

テープシミュプラグイン。

音を良くするというよりは、例えばLofi Hip Hopを作るときに、これでwow, flutter効果を演出することが多いです。

https://www.toneboosters.com/tb_reelbus_v4.html

まとめ

今年実際の制作でよく使った音源・エフェクトを紹介しましたがいかがだったでしょうか!?

ちなみに、Native Instrumentsの音源はヒップホップより歌モノやFuture Bass系の曲を作るのに向いている気がしていて。

前回紹介したdopeVSTはMIDIライブラリ含めていいですよ~

エフェクトだとD16のDecimort 2も好きですね。

というわけでここまで! PIANO FLAVAでした。

使用頻度の高いヒップホップのドラムループ素材を紹介してみる

こんにちは。HIP HOPトラックメイカーのPIANO FLAVAです。

前回の更新からめっちゃ間が空きました!

最近はドラムを自分で組まずに、ウワネタを自分で弾いて、ドラムを市販のライブラリのループを使うことが多いです!今回はオススメのライブラリをいくつか紹介します。

それではどうぞ!

True Samples – Dirty Hip-Hop Drums

True Samples

いわゆるBoom Bap系のライブラリ。

最近はトラップとネオソウルが融合したようなジャンルのサンプルパックが多く発売されているのですが、逆に90、2000年代フレーバーのドラムは貴重です!

同じメーカーの「Hip-Hop Smokers」もオススメ。

http://sounds.beatport.com/pack/dirty-hip-hop-drums/13933

Zero-G – Total Hip Hop

Zero-G

サンプルパックの老舗デベロッパー。

こちらもいわゆるBoom Bap系です。Zero-Gでは唯一オススメ。

https://zero-g.co.uk/products/total-hip-hop

Origin Sound – Future Soul

Origin Sound

Origin Soundは本当に質の高いサンプルパックを多数リリースしています。

モダンなトラップのライブラリで、収録されているドラムループは15個と少ないですが、それぞれがフル、キック無し、パーカッションのみの3バージョン収録されていてとても使いやすいです。

https://originsound.co.uk/products/futuresoul

DopeBoyzMuzic全般

Spliceで入手可能です。個人的に好きなメーカー。

画像のSmack Pack Right Hook以外も結構いいです。

https://splice.com/sounds/dopeboyzmuzic

その他

オーソドックスなヒップホップならSamplephonicsやCapsun ProAudio、Lo-FiならTouch Loopsがオススメです。

というわけでここまで!

PIANO FLAVAでした。

ドラムの打ち込みが難しかったらドラムループをそのまま使ってもいいと思う

eyecatch

こんにちは。Hip HopトラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回は、ヒップホップのトラック制作において、ドラムループをそのまま使うことについて書いてみたいと思います。

それではどうぞ!

歴史的経緯:ヒップホップのトラック=レコードの間奏部分

ヒップホップという音楽、カルチャーにおいて「サンプリング」という手法が重要なのはみなさんご存じですよね。

歴史的にみると、ヒップホップのビートというのは、ソウルやファンクのレコードからドラムだけになる間奏部分(=ブレイクビーツ)を探して、それを2枚のターンテーブルで交互に再生してつなげていくものでした。

今でこそヒップホップのビートを作るときに、ドラムはパッドで叩く人も多いと思うのですが、もともとはドラムループをそのまま使っていたわけですね。

トラップとBoom Bap

というわけで、ヒップホップのビートメイクにおいて、ドラムループをそのまま使う手法はめちゃめちゃ相性がいいです。

例えばBPM=85のこんなウワネタがあったとします。

ウワネタ

これに対し、ブーンバップのドラムループを当てはめてみると…

ウワネタ+ドラムループ(Boom Bap)

ちょっとウワネタのピッチが高い気もしますが、なかなかいい感じだと思います。

逆に、先ほどのウワネタにトラップのドラムループを当てはめると…

ウワネタ+ドラムループ(Trap)

これもいい感じですね!

というわけで、ひとつのウワネタから、何パターンか相性のいいドラムループが見つかると思います。

そしてワンループができたら、ドラムの抜き差しやフィルター(ハイパス、ローパス)で展開を作っていくわけですね。

アイデア出しに使う

上記のようにループをそのまま使ってもいいですし、自分でドラムを打ち込む場合でも、サンプルブラウザでループを次々に再生して、ウワネタに合うドラムループを見つけたら、似たような音色のドラムで自分で打ち込んでも面白いと思います。

つまりループを、アイデア出しと割り切って使う方法ですね。

まとめ

というわけで、ドラムループをそのまま使う手法について書いてみました。

もちろん今回のようにそのまま使うだけでなく、ドラムループをチョップして、キック、スネア、ハットに分解してサンプラーで自分で叩くのもいいと思いますよ!

それではまた!PIANO FLAVAでした。

【2019年版】DTMのおすすめサンプルパックメーカー【TOP10】

こんにちは。Hip HopトラックメイカーのPIANO FLAVAです。

みなさんはサンプルパックよく使っていますか?

私は最近市販のサンプルを使う頻度が増えてきて、特にLo-fi系のビートを作るときはドラムループをそのまま使うこともあるぐらいです。

ただ、サンプルパックはメーカーによってクオリティが高かったり微妙だったりするので、オススメ順に10個紹介してみます。

今回はヒップホップに限定せずオールジャンルでいきますよ。それではどうぞ!

1. Splice

もはや説明不要の定額制サンプルパックダウンロードサービス。 SerumなどのソフトシンセやStudio Oneもレンタルできます。

生楽器のサンプルというよりは、ビートメイカー向けの素材が多いですね(ヒップホップ、テクノなど)。

また、Spliceが出しているサンプルパックだけでなく、今回ランキングで紹介するメーカーも多数参加しています。

https://splice.com/sounds

2. Loopmasters

こちらも超巨大なサンプルパック販売サイト。Loopmasters系列のレーベル以外にも、いろんなメーカーのサンプルパックが買えます。

ちょうどこの記事を書いている最中(6/26)に大規模なセールが始まりました。

Spliceと提携していましたが、今年の春に契約が切れてSpliceではダウンロードできなくなったのは残念ですね。

https://www.loopmasters.com/

HIp Hop Sample Music from Loopmasters.com

3. Sample Magic

圧倒的に4つ打ち系(テクノ、ハウス)に強い印象ですが、意外とチルアウトっぽいサンプルパックだったり、エレクトロニカにも強いです。

個人的には、各ジャンルごとのドラムワンショット&MIDIループが収録された「 MIDI Elements 」シリーズが好きですね。

https://www.samplemagic.com/

4. Samplephonics

上記3つのデベロッパーが正統派としたら、こちらはちょっと変わったサウンドに強いです。

例えば同じチルアウトでもSampleMagicとは毛色が違うように思います。メインストリームとアンダーグラウンドの違いというか。

SpliceのライバルサイトNoiizの運営元。

https://www.samplephonics.com/

https://app.noiiz.com/

5. Toolroom

テクノとハウスにものすごく強いメーカ-。 テックハウスのレーベルとしてもBeatportで有名ですよね。

https://www.toolroomrecords.com/sample-packs/

6. Origin Sound

少し前にヒップホップの有名トラックメイカーがサンプルパックのまんま使いでTwitterで話題になりましたが、そのメーカーですね。

全体的に今風で、即戦力なサウンドだと思います。

https://originsound.co.uk/

7. Capsun ProAudio

このメーカーもレベル高いです。モダンなヒップホップに強い印象。

https://www.capsunproaudio.com/

8. Dropgun Samples

Spinnin’ Recordsからも多数リリース実績のあるEDMデュオのDropgunが、なぜかサンプルパックメーカーを立ち上げました。

クオリティは折り紙付き。

https://dropgunsamples.com/

9. Laniakea Sounds

少し前からSpliceのメーカー別ランキング上位に入っていて、私もよく使っています。

ウワネタの質感がいいですね。少し中身が似たようなサンプルパックが多い気もしますが…

https://splice.com/sounds/laniakea-sounds

10. Production Master

ややクオリティにばらつきのある感じもしますが、なかなかいい感じのメーカー。

個人的にはLo-fi Hip Hop系のサンプルパックをよく使っています。

https://www.loopmasters.com/labels/106-Production-Master

まとめ

というわけで、オールジャンルでオススメのサンプルパックメーカーを10個紹介しましたがいかがだったでしょうか?

ここには紹介しきれなかったデベロッパーも多いのですが、このTOP10でも錚錚たるメーカーがそろったように思います。

ちなみに、日本のサイトだとSonicwireが有名ですが、サンプルパックの再ダウンロードができなかったりするのであまりオススメできず…

それではまた!PIANO FLAVAでした。

黒いドラム素材が欲しい人は、BurghRecordsの格安サンプルパックがオススメだ!

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

少し前に、BurghRecordsのサンプルパック「DJ Sonny Drums」をTwitterで紹介したところ、大きな反響がありました。

https://twitter.com/piano_flava/status/1120305925292560384?s=20

というわけで、今回はこのBurghRecordsから、おすすめサンプルパックを紹介します。それではどうぞ!

黒いドラムサンプルが貴重な理由

基本的にサンプルパックを作っているメーカーって、売れ線のジャンルのものを多くリリースする傾向にあります。ヒップホップでいうと、少し前ならトラップだし、今ならLo-fi Hip Hopですね。

なので、SpliceやLoopmastersを覗いても、モダンなヒップホップのサンプルパックは売っていても、いわゆるBoom Bapなものはほとんど無かったりします。

そこで!!BurghRecordsです。

BurghRecordsのおすすめサンプルパック5つ

1. DJ Sonny Drums

DJ Sonny Drums

Twitterでも紹介した「DJ Sonny Drums」

キック、スネア、ハット合わせて2000個以上入っています。定価5.99ポンドがセールで1.99ポンド(6/6現在、日本円で約270円)

収録サンプルの数が半端ないので、まずはこれをベースに他のサンプルパックを買われるのがいいと思います。

ちなみにDJ SonnyさんはBurghRecordsを主宰されている方のお名前ですね。

https://www.edinburghrecords.com/product/dj-sonny-drums/

2. MPC 1000 DRUMS

MPC 1000 DRUMS

上の「DJ Sonny Drums」はやや軽めのドラムサウンドですが、「MPC 1000 DRUMS」は重い感じのドラムが入っています。特にキックの質感が抜群。

https://www.edinburghrecords.com/product/mpc-1000-drums/

3. Vinyl Drum Breaks

Vinyl Drum Breaks

有名なブレイク(曲の間奏部分)を集めたサンプルパック。これもすごく好きです。

著作権的に謎なのでこっそり使いましょう~~

https://www.edinburghrecords.com/product/vinyl-drum-breaks/

4. Sci-Fi Sound Effects

Sci-Fi Sound Effects

ドラムのサンプルではなく、SE(=FX音)のみ収録したサンプルパック。

個人的にとても気に入っていて、特にビートメイカーがビートテープを作るときに重宝しそうな質感だなと思いました。

https://www.edinburghrecords.com/product/sci-fi-sound-effects/

5. 90s Hip Hop Drum Samples

90s Hip Hop Drum Samples

キックなどのワンショットだけでなく、ドラムループやウワネタの素材も入っています。

MPC 1000を通したサウンドですが、とても使いやすい音色だと思います。

https://www.edinburghrecords.com/product/90s-hip-hop-drums-samples/

まとめ

というわけで、黒いドラムのサンプルパックとFXのライブラリを紹介しました。

今回は紹介できませんでしたが、BurghRecordsの拠点であるスコットランドの環境音を収録した「Sounds Of Scotland」などもとても素敵です。

また無料のサンプルパックも非常に多いので是非チェックしてみてください!!

PIANO FLAVAでした。

Home | BurghRecords | Music Production & Sound Effects
https://www.edinburghrecords.com/

BurghRecords(@BurghRecords)さん / Twitter

https://twitter.com/BurghRecords

RHYMESTER ライムスター「ONCE AGAIN」Type Beatの作り方

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回はライムスター「ONCE AGAIN」のような、いわゆるBACHLOGIC系のビートを作ってみたいと思います。それではどうぞ!

RHYMESTER ONCE AGAIN

今回作るビート(BPM95.5)完成形

ONCE AGAINをポップにした感じ

プロジェクト画面

上から黄色:ドラム 緑:SE 紫:ベース 赤:シンセやピアノ

ストリングス

まずは一番特徴的なストリングスから。

Kontaktのスタッカート音色を選択して8分刻みで打ち込んでいきます。

オンコードぽいボイシングで組み立てるのがコツです。

コードって何?という人は前に書いたこの記事が参考になるかも!

コード(和音)についてめっちゃわかりやすく解説します
https://piano-flava.com/2018/12/11/post-2504/

キック

続いてキックの打ち込み。Verseではベースがあまり出てこない関係上、リリースが長い音色がいいと思います。

キックにもがんがんリバーブを使うのが今風です。

スネア、ハイハット

普段はこれらもBatteryを用いて打ち込んでいきますが、今回はいい感じのオーディオループが見つかったのでそれを用いました。

元のループは4拍目に声ネタが入っていたので消しています。

Before

DopeBoyzMuzic「Smack Pack Right Hook」に収録

After

一度これらをあわせて聞いてみましょう!

基本ループ

いいですね!続いてシンセ系の音色を7~8小節目に入れてヴァースの完成です。

ヴァース部分!!

続いてフック部分を作っていきます。

クラップ

フックでよくあるのが、スネアにクラップを重ねるテクニックですね。今回はリバーブたっぷりの音色を使用します。

細かいドラムループ

さらにドラムを足してみます。スピード感を出すイメージですね。

シンセ

フックで厚みを持たせるためにシンセ系の音を足します。三和音で弾くとちょっと重たいので、コード構成音のうち二つだけ使用しています。

ピアノ

最後にピアノをアルペジオで弾いてフックの完成です!

ピンポンディレイで広がりを出す

あとは効果音(=SE)などを足して曲の完成です!!

完成形(再掲)

というわけでここまで! 次はもっとシンプルなビートの作り方を解説してみようかな。

全部弾きや全部サンプルを使うのではなく、両者バランスよく使って曲にしていくのがビートメイクのコツです。

それではまた!PIANO FLAVAでした。

Lofi Hip Hopの作りかた

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

去年の年末に依頼でLofi Hip Hop(ローファイ・ヒップホップ)を作る機会があり、少しコツをつかんだので作り方を解説してみたいと思います。

それではどうぞ!

関連記事
Lofi Hip Hopのビートメイクに最適なサンプルパック3つ

こんな曲を作ります

Lofi Hip Hopデモ

プロジェクト全体像

上から、ドラム(オレンジ)、ピアノ(赤)、FX(緑&黄緑)で色分けしています

ドラムの打ち込み

ドラムMIDIはこんな感じ。今回はTouch Loopsのワンショット素材を使いました。

音にするとこんな感じですね。4小節目はラジオぽいサウンドにしています。

ドラムデモ

キックは原音のまま、スネアとハイハットにはEQを使いました。

スネアに使ったEQ(Sly-FiのAPIぽいやつ)。ローをカットしてハイをブーストしている
ハイハットに使ったローパスフィルターの設定

これを一旦バスにまとめて、全体でサチュをかけます。

ウワネタ

ピアノの4小節ループですね。 テープシミュでワウ・フラッター効果をかけます。

ピアノデモ

これもバスにまとめて、キックをトリガーにサイドチェインコンプをかけます。キックが鳴るタイミングでピアノの音量が下がるイメージですね。

ピアノ&ドラムス(サイドチェインコンプあり)

ちなみにサイドチェインコンプなしだとこんな感じです。

ピアノ&ドラムス(サイドチェインコンプなし)

少し印象が違いますね!今回はアリでいきます。

環境音(SE)

街の音と、レコードのノイズ音です。

環境音

そのままだと曲がベタッとしてしまうので、これもまとめてサイドチェインコンプをかけてうねりを出します。

ひとまずこれでループの完成です!

その後は声ネタやウインドチャイムなど入れてみます。途中でピアノを一拍抜いてみるなど、少し変化をつけると面白いです。

というわけでLofi Hip Hopのトラックができました!!

完成形(再掲)

まとめ

というわけでLofi Hip Hopの作り方でした!

今回ピアノは綺麗な感じでやってみましたが、もっとけだるい雰囲気でもいいかもしれませんね。

ほかにこんな作り方でやってるよ!という方がいらっしゃったらこっそりTwitterで教えてください~

それではまた!PIANO FLAVAでした。

コード(和音)についてめっちゃわかりやすく解説します

こんにちは!トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

Twitterでつぶやいたように年末の31日までこのブログ毎日更新する予定なのですが、せっかくなので、苦手な人も多いかもしれない音楽理論を、今日から何回かにわけてできるだけわかりやすく解説していこうと思います。

今回はコードについてです。それではどうぞ!

コードとは?

コード(=和音)とは、音高(=ピッチ)の異なる2つ以上の音が同時に響くことです。

クラシック的な音楽理論だと三和音、ジャズを含めたポピュラーミュージックだと四和音で解説されることが多いです。

コードネームの読み方

せっかくなので、一番ややこしい表記のコードで解説してみます。

!?

なんだこれは!?ですね。

ちなみにこれは「ド」「ミ♭」「ソ♯」「シ」からなる四和音です。鍵盤で表すと

ですね。順に説明します!

ほとんどのコードネームはこのように4つに分解できます(要素が省略される場合もあり)。

まずルート!よくベーシストはルートだけ弾いていればいいんだみたいなことが言われますが(もちろんそんなことはありません)そのルートですね。

つまりこの音をベースに、音がお団子のように積み重なってコードが作られているわけです。

ちなみに学校の音楽の授業で習ったと思うんですけど、ドレミファソラシドは英語でCDEFGAB

なので、今回のコードは根音が「C」だとわかります!

続いて、3度の音。

はじめにコードとは音の高さが違う音の響きだ、ってお話ししたと思うんですけど、この音の高低差(=音程)の単位が「度」です。

3度は「ちょい離れてる」です。

例えば「ド・ド」が1度、「ド・レ」が2度、「ド・ミ」が3度ですね。もちろん「ファ・ラ」も「シ・レ」も3度です(前者が長3度、後者が短3度)。

そして長3度のときは何も書かず、短3度のときだけ「m」を書きます。

今回はCm□□なので、ずばり「E♭」です!

続いて7度の音。7度は「けっこう離れてる」です。「ド・シ」や「レ・ド」とか。

長7度のときは「M7」、短7度のときは「7」と書きます(三和音の場合、7度の音はないので何も書きません)。

今回はC□M7□なので「B」ですね!

最後に5度の音。5度は「まあまあ離れてる」です。「ド・ソ」や「レ・ラ」などですね。

完全5度は無表記、減5度は「♭5または-5」増5度は「♯5または+5」になります・

今回はC□□#5なので「G♯」ですね。

というわけで、コード構成音が4つ決まりました!楽譜にすると

です!!読み方は「シーマイナーメジャーセブンスシャープファイブ」です。お疲れ様でした。

このルールを知っておくと、例えばE7というコードは

・ルートが「E」

・3度の音は何も書いてないので「G♯」

・5度の音も何も書いてないので「B」

・7度の音は7なので「D」(D#じゃないよ!!)

のようにわかりますね。

特殊なコード

基本的には上のやり方でコードトーンがわかるのですが、中には特殊なコードタイプもあります。例えばdimとか!

全部で5個です。一気に覚えてみましょう。

1. dim(ディミニッシュ)

短3度の積み重ねです。

三和音で説明される場合と四和音で説明される場合があります。Cが根音の場合(=Cdim)

2. aug(オーギュメント)

長3度の積み重ねです。

Caugは

3. sus4(サスフォー)

3度の音を4度に吊り上げます。

わりと出てきます。Csus4は

4. add9(アドナインス)

9度の音を足します。

9度の音は1オクターブ下げると2度なので、Cadd9は

5. 6(シックス)

長6度の音を足します。

C6は

となります!!

まとめ

今回はコードネームの読み方と特殊なコードを中心にお話しました。

音楽理論を知っておくと、既存曲の分析だったり、他の人と会話するときの共通言語として役立ちますよ!!

コード進行や、コードの機能(T, D, SD)、テンションについては次回以降説明します。

それではまた!PIANO FLAVAでした。

参考サイト

ヤマハ | コードについて学ぶ
https://jp.yamaha.com/services/music_pal/study/chord/index.html

第9回「コード・理論編」 – ベロベロ音楽理論
http://d.hatena.ne.jp/veloveloriron/20101017/1287328627

Dr. Dre Type Beat (G-funk系トラック)の作り方

こんにちは。トラックメイカーのPIANO FLAVAです。

今回の題材は先月公開したこれです!

こんな感じの、ドレー「2001」っぽいビートを作っていきます。それではどうぞ!!

Dr. Dreって誰?

一言でいうと超大御所のヒップホップ・プロデューサー / ラッパーです。

1990年代って、アメリカのヒップホップは東海岸(=East Coast)が本場で、西海岸(=West Side)は10年以上音楽的に遅れてたんですね。その状況を一気に打開し、西側もイケてるじゃん!って世界に知らしめたのがドクター・ドレーです。

スヌープ・ドッグやエミネムを発掘し、またヘッドフォンブランドの「Beats by Dr. Dre」でも有名ですね。

Dr. Dre(ドクター・ドレ)の歴史をたどるだけで、かなりヒップホップの理解が深まる | Hip Hop Flava Blog
http://hiphopflava.net/blog/2013/03/26/histry-dr-dre/

ドラムの打ち込み

まず基本となるドラムループ

に、クラップ

と、キック

を重ねて作りました。

G-Funk系のビートでは、今回のようにスネアとクラップを重ねるか、またはクラップだけにするのがオススメです。

ウワモノ

ベースもウワモノも同じフレーズを一緒に(オクターブの関係で)鳴らすと雰囲気が出ると思います。

例えば、シンセ

ブラス

ベース

という感じですね。

音色のチョイスは、Moogシンセや、ピアノ、ストリングス、そして今回は使いませんでしたが琴やハープっぽい音色がオススメです。

そして、シンセリードやFX音を追加し、展開を作れば完成です。

完成トラック

まとめ

というわけで、ドレーっぽいビートの作り方でした。

4枚目のオリジナルアルバムはもうないのでしょうか… 噂ではいまでも曲作りまくってるらしいですが笑

それではまた! PIANO FLAVAでした。